日本人の感覚もこの記事の通りと思います。海外に比べるとネガティブになる要素少ないんですけど。日本人は過去の成長に甘えてるのかもしれません。
>新しい技術をビジネスに結びつける能力は日本のほうが優れていると述べた。
記事にあるこの点について、さらっと読むと過去の話と感じるかもしれないので補足します。
これは近年でも実は本当で、ワイヤレス給電や5G等の通信技術、AI、顔認証など、日本は多くの技術で世界に先んじて市場に製品を投入し続けています。
それが数年~10年後の普及期には世界に遅れを取っている状態になるのは、
・技術者が技術開発の際にビジネスをスケールさせる事をセットで考えない
・部署が縦割りでマーケティングや経営戦略との一体感が皆無
・年度制が強すぎて初期段階から一年単位で採算性を求められるため、すぐに小手先の技術開発をさせられる
・普及期に入る前に、技術部隊が解体されて必要になった頃に技術が継承されていない
と言った要因が極めて強いです。
日本で普及がうまく行った技術開発の良くあるエピソードが「会社にナイショで進めていた」「上司に辞めろと言われたが裏でやっていた」だったりします。
総じて、様々な職能が一体となって一つのビジネスを考え抜くというプロセスを実現出来ている企業が日本にはとても少ないです。