17年続いたマイナス金利がついに正常化しようとしています。
日銀、マイナス金利解除で調整=高水準賃上げ、物価2%実現に自信―連合集計踏まえ最終判断
日銀、マイナス金利解除へ 17年ぶり利上げ、19日決定 | 共同通信
背景には、春闘のベースアップがここ数年堅調で、今年は33年ぶりの高水準である事があげられます。
春闘の平均賃上げ5%超、33年ぶりの高水準-日銀正常化へ環境整う
国民目線では、住宅ローン等の短期変動金利が上がると混乱が起きると思います。私はもう住宅ローン半分以上終わっているのでそこまででは無いですが。
とはいえ金融の正常化を狙うタイミングはここしか無いですね。
この分野は詳しくないのですが、日本の金融の話題なのに詳細にコメントする識者が非常に少ない事に若干心配になってます。
専門家の方々も、忖度せずオープンに日本の金融について先行きを語って欲しい物です。
オルカンやS&P500のように様々な議論や考察がオープンに活発に行われる事で投資者は判断でき、株価の安定にも繋がるのではないでしょうか。個人投資家はオープンな情報が無い、情報統制され過ぎた投資案件に投資したくないので。
銀行も今までは重荷でしかなかった預金口座獲得に向け、動き出しました。
「預金がお宝に」 脱マイナス金利にらみ、大手銀行が獲得へ転換
しかし個人口座という点で言えば、今や証券口座と預金口座の紐付けが当たり前となりました。
いくら預金金利を上げようとも、投資口座とのトータルサービスを持たない銀行の口座は最低限のお金を眠らせておくだけの状態から脱しないと思います。
最後に余談ですが春闘について。
ベースアップは春闘の通り行われるんですが、実際は残業圧縮や役職手当て、福利厚生を減らすことで人件費を増やそうとしない大企業は多いです。
評価制度を変えて誤魔化すこともあります。
特に30代以降にはこの傾向が顕著で、年収中央値は業界選びには使えるけど企業選びには使えないなと思いました。同じ業界でグレードも近い企業なら本当は福利厚生で比べたい所です。福利厚生含めた総合的な情報が集まらないので難しいですが。